アフターピル
アフターピルとは
アフターピルは黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンを主成分としているお薬で、緊急で服用することで高率で妊娠を防ぐことができます。
排卵前に黄体ホルモン内服することで排卵を遅らせたり排卵を抑制することができます。また、排卵後に内服することで精子と受精した卵子が子宮内膜に着床することを妨げたり、子宮内膜を剥離させる効果があります。
当院で取り扱っているアフターピルは以下の4種類で、いずれも自費診療となります。
● 72時間以内用
- ノルレボ 国内承認薬で先発品
- レボノルゲストレル 国内承認薬でノルレボの後発品(ジェネリック)
- マドンナ 海外品
いずれも有効成分はレボノルゲストレルで、性交渉から72時間以内の服用で高い避妊率をもたらします。
● 120時間以内用
- ・エラ(海外品)
主成分はウリプリスタール酢酸エステルで子宮内膜や頸管粘液の状態を変化させることで静止画子宮まで入りにくくなり避妊が可能となります。欧米では主流となっていて、BMI 30以上でも服用可。
アフターピルの時間経過と避妊率
上のグラフは、レボノルゲストレルでは性交渉後72時間を超えると有意に避妊率が低下する一方で、エラでは性交渉後120時間以内での服用で95%以上の高い避妊率があることを示しています。
副作用について
主な副作用に吐気、腹痛、頭痛がありますが、通常は24時間程度で改善します。
また、消退出血が起こることがあります。
消退出血とは子宮内膜が剥がれ落ちたときの出血のことを言います。生理とはことなり短期間で終わることが多いです。
費用について
種類 | 1回分 | |
72時間以内用 | ノルレボ(国内先発薬) | 15,000円 |
レボノルゲストレル(国内後発薬) | 8,000円 | |
マドンナ(海外薬) | 7,000円 | |
120時間以内用 | エラ(海外薬) | 14,000円 |